こんにちは、ぴーです。
「自分の強み」について、深く知りたい!
「ストレングス・ファインダー」って実際どうなんだろう?
世界で2700万人以上が受験しているという、「ストレングス・ファインダー」。
本書のコンセプトは、自分の資質を知って最大限に発揮しよう!というものです。
ある配信者のススメで、受験をして分析をしてみたら、想像以上に面白かったし役に立ちました。
この記事では、私のストレングス・ファインダーの診断結果とその解釈について、まとめておきたいと思います。
「ストレングス・ファインダー」とは?
「ストレングス・ファインダー」とは、米国のギャラップ社が開発した、オンライン「才能診断」ツールです。
Webサイト上で177個、約30〜40分のテストを受けることで、自分の才能(=強みの元)がわかります。
「ストレングス・ファインダー」における「才能」の定義は以下の通りです。
「才能」とは、「無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン」
自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものが「才能=強みの元」
引用:https://heart-lab.jp/strengthsfinder/
「ストレングス・ファインダー」では、「才能」が34の資質に分類されます。
これのうち、最も特徴的な5つが診断結果として出されます。
ちなみに、別途料金を支払うことで、すべての資質を確認することができます。
すべての資質には「強み・弱み」の二面性があり、資質を十分に活かせて「強み」となっている場合と、反対に「弱み」となっている場合があります。
資質の特性を理解して意識的に行動できるようになると、「弱み」を減らして「強み」を強化することができます。
これにより、すべての人が自分の才能を発揮しながら、より良い人生を歩めるようになるのです。
自分の才能ってなんだろう?それを活かせたら、どんなに楽しいだろう?
なんだか、ワクワクしてきますよね!
「ストレングス・ファインダー」でわかった5つの資質
上位4つは「戦略的思考」、目標志向のみが「実行力」に分類されるストレングスでした。
この結果をパッと見た時は、もう少し「実行力」のストレングスが多いと思っていたので意外でした。
この「ストレングス・ファインダー」は、ただ結果を見るだけでは十分に活用できません。
一つひとつの資質について、自分にどこが合っていて何をすれば良いのか、分析が必要です。
① 学習欲
「学習欲」の特徴は、簡単にまとめると以下の通りでした。
- 学ぶプロセスが好き
- 意欲の高まりが、社会人学習を促す(レッスンや大学院への進学)
- 学ぶ内容を突き詰めるわけではなくただ過程を楽しむ
確かに、私は新しいことを学ぶことが好きです。
気になる本はすぐに買ってみて、良いと言われる勉強法はすぐに試します。
「学習意欲」が、社会人学習、今の大学院への進学を促しているという点もピッタリ当てはまっています。
この資質の内容を読んで、なるほど!と思った行動アイディアとして、「学習と成果の関連性の裏付けを確認しましょう」というものでした。
興味あることを学ぶのは楽しいですが、ただインプットに終わってしまうことも多々あります。
その学習をして、何を得るのか?という、具体的な目標を確認しておく必要があると思いました。
ただ、私自身「学習欲」のみがトップというよりは、他の資質と組み合わさって発揮されているような気がしました。
② 内省
「内省」の特徴は、簡単にまとめると以下の通りでした。
- 一人で何かを深く考えることが好き
- 自問自答することで物事を解決する
- じっくり考えるので、会話や行動がゆっくりになりがち
この資質は、私にピッタリだな!と思いました。
私は、大学院での研究をしていますが、哲学や社会学、人類学の勉強もしています。
特に哲学的な思考が好きで、「AはなんでAと言えるのか?」「Bは本当にBなのか?」ということを考えることがあります。
そして、一人の時間が大好きで、あまり頻繁に友達に合っておしゃべりはしていません。
この資質を効果的に発揮する方法として、考えたことを日記などに書き留めておくこと、自分と同じ関心を持つ人と積極的に話し合う場を設けるなどがありました。なるほど!と思いますよね。
また、私は人と話す時にじっくり考え、たまにリズムについていけなくなることがあります(笑)
これは、なんでだろう?と思っていたのですが、この「内省」の資質が関わっていたのかもしれません。
③ 収集心
「収集心」の特徴は、簡単にまとめると以下の通りでした。
- モノ、情報、知識など、何かを集めるのが好き
- 集める時点では何に役立つかわからないが、何かのために役立つと思って保管しておく
- 色々なものに対する好奇心が強い
この資質も、あてはまっていると思いました。
「学習欲」のところでも書きましたが、私は気になった本をすぐにインターネットで調べて、とりあえず手にいれておきます。
すぐには読まないものも多いのですが、「あの本棚には◯○の情報に関する本がある」と知っているだけで安心なのです。
そして、後日その本を引っ張り出して役立てることもあります。
悪く言えば積読してしまっているのですが、良く言えば潜在的な引き出しが多いということです。
行動アイディアとしては、情報を集めて吸収したらアウトプットしたり他者と共有すること、専門分野に特化した道を進むこと、などがありました。
単なる収集で終わらずに、それを活用する方法を意識的に考えることが重要ということですね。
④ 着想
「着想」の特徴は、簡単にまとめると以下の通りでした。
- 複雑な物事に対する的確な回答や考え方を発見するのが好き
- 日常的な問題に対して、新しい見方をすることが好き
- 十分に検討しないままにアイディアを出したり、飽きやすい面がある
この資質も、私に合ってると思いました。
私は、色々な分野の本を読んだり情報を集めることが好きです。
そして、意外なつながりを発見して、「この出来事は、もしかしたらこんなことと結びついているのかもしれない」と考えるのが好きです。
それを、誰かに伝えて、面白いと思ってもらえると、なおさら嬉しいです。
「発想」をもつ人は、調査や開発といった仕事に向いているそうです。研究者を目指す身としては嬉しいところ。
また、行動アイディアとして「分析思考」の高い人と関わると良い、とありました。
確かに、私は時に突飛なことを言い出すことがあるのですが、「どうしてそう思うの?」「これとあれはどうつながるの?」と質問をしてもらえると、思考が整理されます。
アイディアを発してそれをなんでも受け入れてくれる人よりも、一旦立ち止まって挑んてきてもらえる人を見つけるのは、良いかもしれないと思いました。
⑤ 目標志向
「目標志向」の特徴は、簡単にまとめると以下の通りでした。
- 明確な目標を決めて、達成に向けて効率的に行動できる
- 目標に近づくために、関係のない行動を排除する
- 遅れや障害、本筋から外れることに対してイライラする
これは5つ目の資質ですが、一番当てはまっていると思いました。
私は常に目標を意識して、1年、1ヶ月、1週間、そして1日の目標を立ててタスクをこなすようにしています。
そのため、このタスク実行中はほとんど娯楽に時間を使いません。
食事時にアニメを1〜2本観るくらいで、テレビや動画を見ません。
これに気がついたのは主人で、「ぴーってテレビ観ないよね」と言ったことで「あぁ、そういえばもう何日もテレビ観てない」と振り返りました。
このくらい、いったん集中すると他のことは排除して目標に一直線に向かっていける資質はあると思います。
さらに、この資質はグループが目標達成する時にも効果的で、目標達成までのプロセスを決めたり、軌道修正したりすることに役立つそうです。
私は、グループでディスカッションをしている時、常に目的を意識しており、そこから外れた議論が続くことに非常にストレスを感じます。この理由は、「目標志向」の資質によるものなのだと認識することができました。
ただ、「まわり道」が発見や喜びをもたらすのも事実なので、柔軟な姿勢も必要ということです。
なぜ、自分の強みを知ることが重要なのか
ここまで、私の5つの資質についてお話してきました。
「ストレングス・ファインダー」を受けてみて気がついたことは、「自分の強みを知ることで、今それを活かすことができているのか?できていないのなら、どうすればよいか?を考えるキッカケになる」ということです。
人間、苦手なことや嫌いなことを一生懸命やっていても、得意で一生懸命やっている人には勝てません。
たとえば、私のいくつかの資質にはルーチンワークや変化のない仕事ではなく、裁量権があり好奇心を満たせる仕事が合っていると書かれていました。
私がもし、毎日決められたタスクを淡々とこなす仕事に就いていた場合、それを楽しいと思えず、成果もなかなか出せないことになります。
しかし、自分の資質と現状に気がつくことで、どのような行動を起こせば変えられるのか?を検討するという、次のステップに進むことができます。
「ストレングス・ファインダー」は、開発者の長年の研究、つまりエビデンスに基づいた診断で、自分の資質を客観的に知ることができるツールです。
診断をして内容を読むことで、「なぜ自分はこれが楽しい(楽しくない)と思うんだろう?なぜ自分はこの状況でこの行動をするのだろう?」という傾向の裏付けができます。
そして、より自分の可能性を発揮するための行動を示してくれます。
その点で、お金はかかりますが、その後の人生を豊かにする可能性への投資として価値のあるものだと思いました。
きっとあなたも、これまでの経験で自分の強みを感じた瞬間があるはず。その感覚を大切にし、それをもっと具現化していくために、「ストレングス・ファインダー」が役立ちます。
本書が気になった方は、ぜひ手にとって「自分の才能を知る体験」をしてみてください!