こんにちは!
研究するナース、ぴーです。
新年度を迎え、あっという間に5月になりました。
今年度から働き始めた新人看護師さんは、いよいよ病棟へ配属になって、毎日ドキドキしているのではないでしょうか?
今日は、私の経験をもとに新人看護師のあるあるを3つご紹介したいと思います!
あるあると一緒に、新人看護師時代を乗り越えるヒントもご紹介するので、悩める新人看護師さんに少しでもお役に立てればイイな!と思っています。
では、参りましょう!
あるある①知識不足を痛感する
いざ看護師として働き始めると、たくさんの薬の名前、病気、検査、手術・・・と覚えることがこれでもか!というくらいあります。
先輩ナースのシャドーイングをした時、「わからないこととか、不安なことがあったら聞いてね」と言われても、何がわからないのかすらわかりませんでした(笑)
初めは張りきって、
「今まで勉強してきた解剖生理や薬理学、検査値など、基礎的なことから復習しよう!」
と勉強をしようとしましたが、膨大な量になってしまい、業務の中で知識を発揮できない・・・ということに。
学生の時のようなまとまった時間がないので、結局は新しい用語や検査の注意点を調べるだけで精一杯でした。
このように、実際に働き始めると、多くの看護師は知識不足を痛感するのではないでしょうか。
対策:なんでもいいからとりあえずメモをとる!
知識不足の解決法は、まず自分が何をわかっていないか把握することです。
看護の勉強は幅が広いので、全てを完璧に覚えることは難しいです。
なので、今自分が所属している現場で働く中で、自分に何の知識が不足しているかを知り、深めていく必要があります。
私は外科病棟で働いていたので、手術前後の患者さんの看護を行うことが多くありました。
そのため、
「全身麻酔ってどういう仕組みだっけ?硬膜外麻酔と何が違うんだっけ?」
ということから周手術期の看護について復習しました。
それでも色々な手術があるので、
その都度わからない言葉は付箋やメモ帳に書いておく→業務終了後にまとめる→昼休憩や帰宅後などの時間のある時に調べる
ということを繰り返していました。
こうすることで、「基本の周手術期看護」への理解が広く、深くなっていきます。
超絶忙しい時も、とりあえずどこかしらにメモしておくというのは、知識不足を解消するおすすめの方法です。
あるある②怖い先輩に萎縮してしまう
看護師は人間関係が大変!ということは、看護師自身も、そのほかの人もよく知っているのではないでしょうか。
看護の職場は、男性看護師も増えてきたものの、まだまだ女性が多い職場です。
結婚や出産などのライフイベントが発生しやすく、勤務交代や人手不足で忙しさの皺寄せにより、ピリピリとすることが多い印象です。
また、多くの病院では、新人看護師にプリセプターという指導者がつくため、1対1の人間関係も大切になってきます。
私は1年目のプリセプターが厳しい先輩でした。(今となってはとっても良い指導をしてもらい成長することができ、感謝しています。)
シフトで怖い先輩と一緒になると、勤務前から緊張してしまうこともしばしば。
さらに夜勤となると3人で働くため、休憩を回している時は怖い先輩と二人きりになるのです(笑)
そんな時は、「できるだけ、怒られないように・・・」と萎縮してしまい、結局仕事がうまく進まない、なんてこともあるのではないでしょうか。
新人看護師時代は、社会人としての基礎ができていないこともあり、人間関係に苦しむことは多いです。
対策1:まずは自分の中で対処してみよう
怖い先輩、苦手な先輩がいる時は、まず自分の考え方を変えてみることが大切です。
例えば
「あの先輩に、こんなことを言われた。きっと嫌われている。」
と感じることがあったとします。
そんな時、考え方を変えてみるのです。
「あの先輩は、私にこんなことを言っている。きっと、そういう言い方しかしてこなかったんだろうな。あの先輩にも色々な事情があって、そういう風に言っているんだろうな。」
という考えに変えてみると、その人のことを客観的に捉えることができます。
人には色々な生い立ちや背景があるので、「あの人はこういう人だ」と理解して、それ以上考えないようにすることです。
言われたことに対してショックを受け続けるのではなく、一旦離れてみてみると心が落ち着くかもしれません。
対策2:上司や同期に相談してみる
「自分の中で対処してみる」といっても、それだけでは対処しきれないこともあると思います。
社会人として、ある程度の我慢は必要ですが、人によっては理不尽なことを言われたり、パワハラを受けるようなこともあるかもしれません。
そんな時は、我慢し続けてしまっては自分が壊れてしまいます。
まずは同期に相談してみて、自分の思っていることを整理してみましょう。
友達や恋人など周囲の人に、
「それ、上司に相談したほうがいいよ」
と言われて初めてその理不尽さに気が付くこともあります。
「看護師はこういうものだ」という風に我慢しすぎず、相談してみることも大切です。
あるある③PHSで医師へ連絡する時に緊張する
ただでさえ緊張する日々。
患者さんのことで確認したい時、薬剤などの指示を入れて欲しい時、緊急時の報告など・・・
医師へ連絡をとらなくてはいけない場面がたくさんあります。
医療スタッフの中でも、看護師は医師との連携が1番多いのではないでしょうか。
先輩へ相談すると、「先生に確認してみて!」と言われる機会は多いと思います。
私はもともと緊張しやすい性格もあって、PHSで医師へ連絡をとるのにとっても緊張しました・・・。
「今手術や処置で忙しかったらどうしよう」
「これくらいで報告していいのかな?」
と、あれこれ考えながら、医師のPHS番号を何度も確認しながら連絡していたのを覚えています(笑)
報告する時に話す順番、仰ぎたい指示について心に決め、いざ電話してみると、医師の声が小さかったり早かったりで聞き取れないこともしばしば(泣)
直接医師へ声をかけるより、緊張するし不安なのです。
私は2年目が終わるくらいまで、PHSで医師へ連絡する時は、緊張していました。
対策:患者さんのため!と割り切って連絡しよう。
医師へ連絡をとる際は、患者さんについて確認することが多いと思います。
「このくらいのことで報告しても良いのかな?」と思うこともありますが、看護師である自分がそう思ったら、報告すべきですよね。
私も、救命センターから病棟へ移動してきた肺炎の患者さんが、ずっと38.0以上発熱しており、報告すべきか悩んだことがありました。
肺炎の診断がついており発熱の原因は特定されている。解熱剤の内服もしているし抗生剤の点滴も行っている。しかし熱が下がらなくて患者さんが辛そう・・・。
という状況でした。
こういう場合も報告には迷いますが、「患者さんが辛そう」ということは情報として耳にいれておこう、ということで医師へ報告しました。
このように、「患者さんのため」という前提があれば、医師へ報告することは患者さんにとって1番良いことをしているということなのです。
自分の判断に迷ったら、先輩に確認して、どんどん報告して自信をつけていきましょう!
まとめ
以上、新人看護師時代のあるあるを3つご紹介しました。
共感していただけるものがあったら幸いです。
新人時代は辛いこともたくさんありますが、すぐには諦めず、少しずつ成長していけると良いですね!
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