こんにちは、ぴーです。
私は今年の3月まで看護師として働いており、現在は退職して看護系の大学院へ進学しています。
進学するのを決めたのは5月ごろ、そして受験は9月でした。
もちろん、働きながら4ヶ月間程度で受験勉強をしました。
本日は、受験勉強の方法についてご紹介したいと思います。
受験勉強をするのはいつから?
まず、受験勉強を始める時期についてですが、これについては特に決まった期間があるわけではありません。
大学院の受験は、夏期(9月くらい)と冬期(1月くらい)があることが多いと思います。
自分が「大学院に行ってみたい」と思ったタイミングで、現実的にどの時期の試験なら受けられるかを考えるので十分です。
それでもどれくらいの期間勉強したらいいのかわからないですよね。
私の経験からすると、受験勉強は大体3ヶ月くらい前からしておけると余裕があるんじゃないかと思います。
ただ、勉強といっても本業の仕事がありますので、スキマ時間や休日を使って勉強していくことになるでしょう。
受験科目と対策
私が受験したのは国公立大学の大学院です。
私の受験した大学院には、このような受験科目がありました。
- 看護に関する論述
- 英語試験
- 面接試験
受験する大学院によって違いはあるかもしれませんが、基本的にこの3つは必須なのではないかと思います。
それぞれについて、内容と勉強方法についてご紹介していきます。
看護に関する論述
私が受験した大学院は、「専攻する領域と、その他の領域の論述を1つずつ」という決まりがありました。
例えば、私は成人看護学領域を専攻しているので、1つ目は成人看護学領域に関するものです。
そしてもう一つは、小児看護学、看護倫理学、看護管理学、高齢者看護学など、自分の専門領域以外から選びます。
私は小児や管理の経験がなかったので、「高齢者看護学」か「看護倫理学」で論述できるように準備をしました。
内容としては、一つの領域の中で1〜2問が出題されます。
出題内容に関する知識を記述したり、自分の考えを論じるといった感じです。
試験対策としては、大学生の時に使用した「成人看護学概論」や「老年看護学概論」などの教科書を読みました。
「看護倫理学」については、教科書を持っていなかったので、メルカリで購入しました。
勉強方法としては、「教科書を読む→重要そうなところや出題されそうなキーワードにマーカーを引く→キーワードに関する設問を作って論述を書いてみる」という流れでやっていました。
論述で一番重要なのは、「自分の経験を交えて自分なりの考えを書く」ということだと思います。
なので、教科書の内容を丸暗記というよりは、例えば「セルフケア」の概念を説明することができるのはもちろんのこと、経験に結びつけて書けるようにする、というような感じです。
教科書3冊というのは、かなりの分量なので、試験日を逆算して「1日○ページ、○セクションずつ読む」と決めていました。
英語試験
英語試験では、英語の文章を読んで、3〜4つの設問に答えるというものでした。
試験内容は、「医療に関する英語の文献から抜き出された文章を読み解く」というものです。
英和辞書の持ち込みがOKなのですが、試験時間は1時間なので、全ての単語を調べていると時間内に終えることができません。
看護に関する論述より、英語の試験の方が他の受験者と差がつくと思われるので、対策は重要だと思います!
そこで私が行なった勉強方法は、①単語の暗記、②オンライン英会話、③英語のニュースや論文の翻訳です。
①単語の暗記は、大学受験のように、普通の単語帳を毎日数ページずつやっていました。
②オンライン英会話については、基本的な文法が抜けていたので、勉強するなら話せるようになりたい!と始めました。
実際にやったオンライン英会話は「レアジョブ英会話」です。
毎日25分やっていると、数週間で英語を読んだり聞いたりするのがスムーズになりました。
レアジョブ英会話については、記事を書いています。
そして③英語のニュースや論文の翻訳では、「レアジョブ英会話」で毎日更新されるニュース記事を読んだり、自分の研究テーマに関する論文を読んでいました。
当日の試験では英和辞典の持ち込みOKなので、実際に辞書を引きながら読むようにしていました。
とにかく、英語に慣れることが大切なので、ありとあらゆる方法で英語に触れられるようにしました。
他にも、大学院の受験にTOEICのスコアが必要な場合もあります。
TOEICの勉強方法について、記事があるので参考にしてください。
面接試験
面接試験は、どの大学院でも共通してあるのではないでしょうか。
ここでは、事前に提出した研究計画書をもとに色々な質問をされます。
「どうしてこの研究テーマを選んだか」
「研究方法はどのようにしようと考えているか」
「進学後の仕事はどうするか」
などの質問があったと記憶しています。
対策について、面接で聞かれそうなことについては、ノートにQ&A形式で質問と回答を文章にして、考えをまとめておきました。
例えば、「その大学院に進学する動機」「どのような強みや弱みがあるか」「今まで一番辛かったことは何か」などです。
面接試験は、かなり重要ではありますが、進学と研究の動機がしっかり言えればOKな気がしました。
しかし、周囲の人の話を聞くと、当日の面接官との相性もあるようです…。
基本的に面接官と1対1ということはあまりないと思うので、「この面接官怖いな…苦手だな…」と思っても、自分の考えや意思をハッキリと伝えることが大事だと思います。
まとめ:対策さえすれば受かる!
以上、私が実際に行なった大学院の受験勉強に関してご紹介しました。
大学院にもよりますが、特に修士過程であれば、倍率がすごく高い!ということはあまりないと思います。
しかし、対策が不十分であったり、動機が定まっていないと落ちてしまう可能性は高いでしょう。
また、受験前に指導教員と面談をして、「自分のやりたいことができるかどうか?」を見極めておく必要もあります。
その上で、各試験に対する対策を行なっていれば、合格できると思います。
今後は、受験前の情報収集や研究室訪問についても書いていきたいと思います。
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